令和5年度愛知県歯科医師連盟主催のデンタルミーティングin愛知が「日本を国難から救うう国民皆歯科検診」とのテーマで開催されました。副題は「なぜ政治の力が必要なのか?」で、前回に続きにしだわたる糖尿病内科院長の西田 亙先生がご講演されました。愛知県内の国会議員、県議会議員、歯科医師の多くの皆様が参加されての勉強会でした。
最初に歯科医師会会長、続いてご来賓の挨拶があり、その後研修会となりました。西田先生のお話はとてもわかりやすく、とても面白いので眠くなりません。45分という時間があっという間でした。日本人成人の半数は1年以上歯科を受診していないそうです。歯が10歯未満になると、要介護リスクは15倍になり、20本以上歯があれば、その要介護費用3兆円が2千億円に減少すると示されました。
幼児から小中学生、学生時代までは学校等で健康診断が定期的にあり、虫歯や歯肉炎などで治療が必要と進められ歯医者に通いますが、就職して社会に出てしまうと検診の機会が遠のいてしまいます。そこで歯科医師会が介護費用を削減するためにも国民皆歯科検診が必要と提案されました。国会議員・地方議員からの政治の力も併せて、国民を守っていこうという提案でした。